OEM・カスタム

 OEM  加工機械メーカー様

加工機械メーカー様向けに出荷させていただく製品は全てメーカー様とお打ち合せさせて頂き、開発・製作しております。故にOEM製品には一つとして同じ仕様が御座いません。主に次の仕様が異なります(他にもご希望によりたくさんの仕様が御座います)。

1 撮像エリア(撮像画角の大きさ)
  加工機械メーカー様が製作されている加工機械の性格により、1画面で測定される工具の太さが
  異なります。ご希望が多い仕様は、3mmφまでと、6mmφまでで、稀に8mmφが御座います。
  (測定最大サイズは全モデル共通45mmφ)
2 筐体サイズ
  取付けられる加工機械のメインのサイズにより異なります。幅(60mm)と高さ(97mm)は共通
  ですが筐体長は、160~268mmまで設定が可能です。(カバー込み)
3 製品形態
  本製品は本来、投受光それぞれが分離されたヘッドから成り立っており、一般的には自動開閉を行う
  防水カバーに搭載して出荷しておりますが、機械メーカー様でカバー部分を製作される場合は、分離
  されたヘッドで供給させて頂いております。
4 電気的仕様
  スキップ信号のように電気的なON/OFF信号の仕様です。0・5・12・24V、ノーマルオープン・
  ノーマルクローズ等、現在お使いの仕様に合わせます。
5 測定ポイント
  本製品は標準仕様で工具長や工具径などを含めた様々な測定項目を持っておりますが、例えば5軸
  加工機などで指定の基準角などが存在する場合、加工機械メーカー様独自のDNC運転 補正プログラ
  ム等に使用される数値をNCの変数領域に指定された指定角度部分のエッジ座標や指定角度部分の座
  標を元に円中心からの距離を算出し工具長に変換させることも可能です。また2018年9月に三次元
  補正に関する特許(特許第6399675号)を取得させて頂きました技術を元に工具形状を点群座標デ
  ータとしてご希望の変数領域に書き込むことも可能です。
6 コネクター位置
  測定ヘッドは取付けやメンテナンスを簡便にするために防水コネクター(+エアー)で接続される
  ように設計されております。標準では投光ヘッド側に出されておりますが、360°取り回しが可能な
  ヘッド下面にも設定が可能です。(取付け台座部分で方向を変更します)

 これらの仕様と台数で納入価格は異なりますが、レンズ・カバー等を除いた部分は共通化させているために価格はご希望に沿えるレベルであるとご理解賜れますと幸いです。またジェイコアのロゴの有無や、逆に機械メーカー様の専用ロゴ(LEDで点灯も可能)を入れるなど細部にわたってご相談承ります。

 

 カスタム 一般企業様

特に大手企業様向けに開発設定されることが多く御座います。複数のセットをご使用される企業様では独自の工程やデータの管理手段をお持ちのことも少なくなく、都度、ご希望に合わせて製作致します。主に次の仕様が御座います。(他にもご希望によりたくさんの仕様が御座います)

1 測定データの通信
  現在の加工機械では、三次元形状の径補正を行えないものが主流ですが、本製品は正確な径と形状を
  測定することが可能ですので、お客様では取得したデータを元に三次元補正を行ったパスを出したい
  というニーズが発生します。本製品は指定されたPCのアドレスへ工具長・工具径のデータを転送し
  CAMで補正パスを出力させ正確な加工を行わせることが可能です。(既にこのシステムをDNC運転
  で行っている企業が少なく無いです)
2 異型ツールの測定
  加工される製品専用のツールを独自で製作してご利用されているお客様に於いては、測定ポイントが
  特殊であることが少なく有りません。異型ツールの形状を認識させ、常に同じポイントで測定させる
  ようAIを設定致します。
3 データベース
  工具の磨耗状況や寿命などを一元管理されていらっしゃるお客様も多く、工具形状や径別等で管理
  される場合などに現在保有されておられるデータベースや新規に製作して測定結果を管理します。
  最近多くなってきたニーズで、新たにデータベースから製作する、あるいは現存するデータベースに
  合うようにソフトを追加致します。

 

 特注測定器・判別器 全ての企業様

ジェイコアや測定器を含めた顧客層が広がっているのか、有り難いことに、顧客仕様の測定器への開発依頼と検討依頼が多くなってまいりました。2018年度は三次元補正と既存のお客様への対応で中々手が回りませんでしたが、2019年度より人も開発環境も増えましたので本格的に実験・開発を行っております。

 お客様のご要望を伺いますと、ジェイコアでの特注対応で実現できるもの、あるいは殆ど顧客仕様のツールプリセッターや専用測定器で対応させていただくものなど着地点は多岐にわたります。それぞれのご要望が私どもにとっては本当に有り難い情報で、それらを解決する過程で新たなハード的な技術やソフト的なロジックが生み出されます。

 これらを用いて新たな分野や新規のお客様のご要望を実現させて参りたいと存じます。測定のみに限らず、不良品判別や異品種混入対策なども含めてご要望やご要求、ご質問等、御座いましたらお気軽にご連絡賜れますと誠に幸甚です。

開発実験中