ニューテクノロジーの表面硬化処理方法
J-COATとは、金属の表面を全く変寸させずに、硬度を上げる処理方法です。
J-COATは、高真空炉内で金属表面の金属結合間に活性電子を持った分子(注1)を打ち込むことにより金属結合を強くし、金属表面(注2)の硬度を上げる処理方法です。
《 特徴 》
●J-COATは、表面コーテイングではないので変寸がなく、表面の剥がれなどは起きません。
●J-COATは、ステンレス鋼を含む、大半の合金鋼の硬度を上げます。
●J-COATは、超鋼の硬度も上げます。
処理実績品名 材質 処理方法 実績効果
納入事例(一部抜粋、納入実績企業様300社を超えております)
品名 | 材質 | 処理 | メリット |
---|---|---|---|
液晶ガラス用カッター | 超硬G2 | J-COAT | 非処理の4倍使用可能 |
IC製造用搬送レール | SUS-304 | J-COAT | 非処理の4倍使用可能 |
センタレス用金型 | SKH-51 | J-COAT | 非処理の5.5倍使用可能 |
レンズ金型 | NAK55,FDAC | J-COAT | 非処理の5倍使用可能 |
熱間精密鍛造用金型 | YXR-3 | J-COAT | 非処理の6倍使用可能 |
《 効果 》
J-COATを御採用頂きますと、変寸のない表面硬度の上昇により金型や磨耗する工具の
寿命が平均4倍以上延びますので、製造ラインのコストダウンを図れます。
(注1)活性電子とは、マイナスイオンを持った単一分子の複合体です。
(注2)処理深度は、表層より50ミクロンから100ミクロン程度まで、調整可能ですので使用環境などを
考慮の上決定します。
(注3)金、銀、銅、アルミには、効果がありません。
(注4)処理温度は、500℃前後のため、SK及びSKD材の一部の焼戻し温度200℃前後の素材は、
効果が低くなります。
J-COATを行う対象ワークは、御支給下さい。製造図面を頂ければ製造・加工・J-COATまで
処理致します。
サンプル処理、お見積等は、お気軽にお問い合わせ下さい。