いつまでも未完成の開発記
少々重い話から始まってしまいますが・・・・・
当然のことですが、私たちの命は永遠に続くものではありません。
私自身も自らの年齢や足跡を考えますと、いつまでも社員や販売店様の方々に直接お話しが出来るわけでもありません。
一方で世に製品を送り出してしまえば、その製品のモデルチェンジやサービスは永続的に成されなければなりません。期待されているお客様やサービスが必要なご担当者様がいらっしゃる限り、これは普遍の道理でしょう。
いつか、本製品の開発を始めたきっかけや、思想が直接、伝えられなくなった時に後任の開発者や営業や工事に携わって頂ける方々に当時の想いに触れられるよう2003年に製品としてリリースした直後から【ジェイコア開発記】を記しています。
その当時の想いや実験した記録、時代ごとに何故その項目の開発をしなければならなかったかを忘備録のような感覚で残しております。殆どは失敗談と対応策です。読み直しますと当時のことを思い出しますが、何より笑い話になっております。
市場やお客様にお見せするために作っているわけでは無いので、好き勝手なことが書けることも製作者にとっては気が楽です。
この書くという作業は、読み返しが出来るという点で考えや方向性を決定するときに非常に役立ちます。追記する度に日付をリニューアルしておりますが、いつか誰かが引き継いで未完の開発記を続けてくれることを心から願っています。
そう考えますと、命は永遠ではないですが、魂は永遠になれますね。