社用車あれこれ


ここのところ硬いお話ばかりでしたので、少々お茶うけ程度に。


私たちのお客様やユーザー様は北海道から九州までいらっしゃいます。春から秋まではあまり問題にならないのですが、冬場になりますと雪に悩まされます。高速道路もチェーン規制になることが稀ではありません。冬はスタッドレスが基本ですが、豪雪地帯ともなりますと、それでもスタックすることが有りますので基本的に社用車は四輪駆動としております。

一方で、一昔前よりは大分緩和されましたが、車のメーカー様にお伺いさせて頂きますと、自社製以外は敷地内に入れないですとか、遠くの駐車場を指定されることが御座います。私共はサービスで回っていることも御座いますので機材が運べませんと非常に厄介なことになります。国産の他社製車には特に敏感になられることから、割高なのですが海外製を選択しております。同じ事象がタイアのメーカー様でも御座いますのでタイアも海外製としております。決して贅沢で行われているわけではないことをご理解賜れますと幸いです。

ここまでが前置きです。

個人の車なら時間を使って様々選ぶと思いますが、仕事で使用するものですので、選定は割と簡便に済ませてしまいます。一度選定したメーカーと車種を繰り返し注文するのですが、モデルチェンジなるものを実施された時に困ります。廃版や仕様の変更、特に駆動系に関する変更は運転の感覚が全く変わってしまいますので馴染むまでに時間がかかります。具体的に書きますと、トルクの配分がフロント/リアで、0~100/100~0で有ったものが、63~100/37~0へと変更されますと感覚が全く変わってしまうので大変です。違うメーカーの同じような仕様を探す他無くなります。

どの車種にも進化は必要ですしモデルチェンジを否定しているわけでは無いのですが、基本のコンセプトを変更されるのはユーザーにとっては一大事です。進化する機能とは別に普遍の機能が求められるのは恐らく車だけでなくFAの製品に於いても同じであろうと改めて私たちの持つ製品感もそうでなければならないと感じました。

 

2017年11月28日